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OD-1-HK(HUMAN LOST、かくめい / 太宰治) - KATARI.lrc

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[00:00.000] 编曲 : 神尾晋一郎/ゆよゆっぺ
[00:01.151]思いは、ひとつ、窓前花。
[00:13.493]太宰治「HUMAN LOST」「かくめい」
[00:27.134]蝉は、やがて死ぬる午後に気づいた。
[00:31.779]ああ、私たち、もっと仕合せになってよかったのだ。
[00:36.443]もっと遊んで、かまわなかったのだ。
[00:39.768]いと、せめて、われに許せよ、花の中のねむりだけでも。
[00:46.709]ああ、花をかえせ!
[00:49.543]私は、目が見えなくなるまでおまえを愛した。
[00:56.288]ミルクを、草原を、雲、——
[01:03.753]とっぷり暮れても嘆くまい。
[01:07.374]私は、——なくした。
[01:10.730]じぶんで、したことは、そのように、
[01:17.186]はっきり言わなければ、かくめいも何も、おこなわれません。
[01:25.442]じぶんで、そうしても、他におこないをしたく思って、
[01:34.741]にんげんは、こうしなければならぬ、
[01:39.663]などとおっしゃっているうちは、にんげんの底からの革命が、
[01:54.318]いつまでも、できないのです。
[02:01.793]いつまでも、できないのです。
[02:10.553]真理と表現。
[02:12.370]この両頭食い合いの相互関係、
[02:14.936]君は、たしかに学んだ筈だ。
[02:17.246]相剋やめよ。
[02:18.804]いまこそ、アウフヘエベンの朝である。
[02:22.146]信ぜよ、花ひらく時には、たしかに明朗の音を発する。
[02:26.701]これを仮りに名づけて、
[02:28.233]われら、「ロマン派の勝利。」という。
[02:30.822]誇れよ!わがリアリスト、
[02:33.410]これこそは、君が忍苦三十年の生んだ子、
[02:36.533]玉の子、光の子である。
[02:40.135]この子の瞳の青さを笑うな。
[02:43.500]羞恥深き、いまだ膚やわらかき赤子なれば。
[02:48.644]獅子を真似びて三日目の朝、
[02:51.754]崖の下に蹴落すもよし。
[02:55.355]崖の下の、蒲団わするな。
[02:58.731]勘当と言って投げ出す銀煙管。
[03:02.879]「は、は。この子は、なかなか、おしゃまだね。」
[03:08.812]じぶんで、したことは、そのように、
[03:15.283]はっきり言わなければ、かくめいも何も、おこなわれません。
[03:23.254]じぶんで、そうしても、他におこないをしたく思って、
[03:32.541]にんげんは、こうしなければならぬ、
[03:37.687]などとおっしゃっているうちは、にんげんの底からの革命が、
[03:52.417]いつまでも、できないのです。
[03:59.917]いつまでも、できないのです。
[04:08.684]なし。なし。
[04:11.783]かくまで深き。
[04:14.877]なし。なし。
[04:17.973]ものかいて扇、ひき裂くなごり哉。
[04:22.873]なし。なし。
[04:27.763]かくまで深き。
[04:30.103]なし。なし。
[04:33.180]ものかいて扇、ひき裂くなごり哉。
文本歌词
编曲 : 神尾晋一郎/ゆよゆっぺ
思いは、ひとつ、窓前花。
太宰治「HUMAN LOST」「かくめい」
蝉は、やがて死ぬる午後に気づいた。
ああ、私たち、もっと仕合せになってよかったのだ。
もっと遊んで、かまわなかったのだ。
いと、せめて、われに許せよ、花の中のねむりだけでも。
ああ、花をかえせ!
私は、目が見えなくなるまでおまえを愛した。
ミルクを、草原を、雲、——
とっぷり暮れても嘆くまい。
私は、——なくした。
じぶんで、したことは、そのように、
はっきり言わなければ、かくめいも何も、おこなわれません。
じぶんで、そうしても、他におこないをしたく思って、
にんげんは、こうしなければならぬ、
などとおっしゃっているうちは、にんげんの底からの革命が、
いつまでも、できないのです。
いつまでも、できないのです。
真理と表現。
この両頭食い合いの相互関係、
君は、たしかに学んだ筈だ。
相剋やめよ。
いまこそ、アウフヘエベンの朝である。
信ぜよ、花ひらく時には、たしかに明朗の音を発する。
これを仮りに名づけて、
われら、「ロマン派の勝利。」という。
誇れよ!わがリアリスト、
これこそは、君が忍苦三十年の生んだ子、
玉の子、光の子である。
この子の瞳の青さを笑うな。
羞恥深き、いまだ膚やわらかき赤子なれば。
獅子を真似びて三日目の朝、
崖の下に蹴落すもよし。
崖の下の、蒲団わするな。
勘当と言って投げ出す銀煙管。
「は、は。この子は、なかなか、おしゃまだね。」
じぶんで、したことは、そのように、
はっきり言わなければ、かくめいも何も、おこなわれません。
じぶんで、そうしても、他におこないをしたく思って、
にんげんは、こうしなければならぬ、
などとおっしゃっているうちは、にんげんの底からの革命が、
いつまでも、できないのです。
いつまでも、できないのです。
なし。なし。
かくまで深き。
なし。なし。
ものかいて扇、ひき裂くなごり哉。
なし。なし。
かくまで深き。
なし。なし。
ものかいて扇、ひき裂くなごり哉。