一灯 - 家の里でマンボウが死んでるP.mp3
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[00:00.000] 作词 : タカハシヨウ[00:01.000] 作曲 : タカハシヨウ[00:09.662]すり減った体を倒したのは[00:14.677]冬を超えるために来た島[00:19.778]楽園だと聞いていた[00:22.209]全てがあった[00:24.666]まるで誂えたかのように[00:29.756]違う ここじゃない[00:31.384]俺が生きるのはここじゃない[00:34.183]温い風に 豊かな陽に[00:36.765]玩具のように撫でられて[00:39.887]捨てた故郷の重さを知る[00:44.241]大洋を逆さに行け[00:46.664]天が無謀と囁いても[00:49.645]郷愁を 切望を[00:52.106]尾羽がしたためる[00:54.159]鳥を欠いた故郷では[00:56.602]誰が朝を謳うのだ[00:59.036]命より大事なものを[01:02.175]抱きしめるための旅[01:14.078]「邪魔だ」 「どけよ」[01:15.285]「恥ずかしい奴め」[01:16.882]仲間たちは俺を罵った[01:18.949]知ったことか 俺が恥じるのは[01:21.752]海を渡れるほど軽い命惜しさに[01:26.418]逃げてしまった弱さだけだ[01:28.728]さあ![01:29.300]見飽きた日没に[01:31.123]退屈だと愚痴ろうぜ[01:33.639]木陰で雨を呪いながら[01:36.591]腹でも減ろうぜ[01:38.582]理由もなく風は尖り[01:41.165]奔放に空は冷えていく[01:44.023]「もう止めろ」 「もう止めろ」[01:46.390]乾いた羽が呻く[01:48.460]俺が自由になるために[01:50.992]俺の許可すら必要ない[01:53.846]ただ一灯を頼め[01:56.225]爛れても恋慕え[02:08.622]削れ切った体を倒したのは[02:13.474]生まれ育った故郷[02:18.525]見る影もなく枯れ果てて[02:23.307]命が凪いでいた[02:29.382]冬に殺されるのは[02:34.250]故郷の方だったのだ[02:48.064]見たか これが俺の故郷だ[02:50.330]どんな姿だろうと[02:53.274]鳥すらも重そうな[02:55.661]か弱い大地でも[02:57.754]飛んでやれもしない俺を[03:00.228]健気に拾う故郷を[03:02.701]抱くように羽を開き[03:05.663]うらぶれた氷の上で[03:08.016]満たされて焼け焦げるのだ[03:10.449]ただ一灯を抱えて
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