决闘高田の马场 - 三波春夫.mp3
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[00:31.185]江戸は夕焼け 灯ともし頃に[00:42.624]夢を求めて みなし子が[00:50.372]国の越後の 空を見る[00:57.814]顔も赤鞘 安兵衛が[01:05.202]何時か覚えた 酒の味[01:16.897][01:24.707]喧嘩するなら 相手になろうか[01:36.128]俺は天下の 素浪人[01:43.930]真武士なら 男なら[01:51.333]やると決めたら 安兵衛は[01:58.887]行くぞ白刃の 只中へ[02:09.738][02:14.804]のりやのばあさんが差出した[02:26.470]手紙を開く中山安兵衛[02:35.965]急ぎしたため参らせ候[02:38.013]堀内源左衛門先生道場で[02:43.911]深く知り合い[02:45.298]叔父甥の[02:47.114]義を結んだるこの菅野[02:52.382]引くにひけない武士の意地[02:54.994]村上兄弟一門と[03:00.625]高田の馬場で果し合い[03:10.270]六十すぎた拙者には[03:15.470]勝目は一つも御座無く候[03:21.807]後に残れる妻や子を[03:28.279]お願い申す安兵衛殿[03:36.485]文武秀れたそなたじゃが[03:41.733]酒をつつしみ身を修め[03:46.985]天晴れ出世なさるよう[03:52.301]草葉の陰から祈り参らせ候と[03:57.256]涙で書いた遺言状[04:16.970][04:19.964]「ばあさん、今何ん刻だ。何、辰の下刻か。うぅむ、[04:27.532]高田の馬場まで後半刻、南無や八幡大菩薩、[04:31.340]此の安兵衛が行きつくまでは叔父の身の上守らせ給え。[04:36.729]ばあさん、水だ、水を呉れ!」[04:40.313][04:43.625]関の孫六わし掴み[04:54.241]牛込天竜寺竹町の長屋を飛出す安兵衛は[05:01.935]小石を蹴とばし砂巻き上げて[05:05.722]宙飛ぶ如く駆けてゆく[05:18.885]此れを眺めた大工に左官[05:21.269]床やも八百やも米やのおやじも魚やも[05:24.564]それゆけやれゆけ安さんが[05:29.386]大きな喧嘩を見つけたぞ[05:31.513]今夜はたらふく呑めそうだ[05:33.905]後から後から付いて行く[05:36.307]一番後からのりやの婆さん息を切らして[05:42.364]ヨイショコラショ ヨイショコラショ[05:47.024]安さん安さん[05:48.186]喧嘩は止しなと駆けてゆく[06:05.329]高田の馬場に来てみれば[06:17.010]卑怯未練な村上一門[06:20.791]わずか二人を取り囲み[06:23.597]白刃揃えて斬りかゝる[06:29.375]哀れ菅野と若党は[06:36.524]次第次第に追いつめられて[06:40.415]すでに危うく見えた時[06:44.043]馬場に飛込む安兵衛が[06:48.892]関の孫六抜く手も見せず[06:52.304]村上三郎斬り捨てて[07:02.715]天にも轟く大音声[07:12.244]中山安兵衛武庸が[07:15.094]叔父の菅野に助太刀致す[07:18.404]名乗りを上げてさあ来いと[07:21.731]脇差抜いて左手に[07:25.328]天地に構えた二刀流[07:31.176]右に左に斬り捲くる[07:36.171]折しも叔父の背後から[07:39.682]薙刀持って祐見が[07:44.233]斬り下ろさんとした時に[07:47.515]撥止と投げた脇差が[07:51.158]背中を貫き見事倒した有様は[07:56.765]さながら鬼神か天魔の業か[08:00.505]固唾を呑んで見ていた群衆[08:04.192]どっとあげたる歓声が[08:08.242]高田の馬場にこだまする[08:31.230][08:39.437]剣がきらめく 高田の馬場に 桜吹雪が舞いかかる[08:58.044]勝って驕らぬ 爽やかさ 花の青年 安兵衛の[09:12.548]顔に明るい 春の風
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